動的グループ

動的グループでは、ID プロバイダーから SCIM 経由で送信されるユーザー属性を使って、ワークスペースのメンバーを整理します。部署や所在地など、サポートされている属性を使ってメンバーシップルールを定義します。属性が変更されると、ルールに一致するユーザーが追加され、一致しなくなったユーザーが除外されるように、グループのメンバーシップが更新されます。

たとえば、部署が Engineering で所在地が London のメンバーを含む動的グループを作成できます。ルールは ChatGPT Admin で管理し、ユーザー属性は ID プロバイダーから提供されます。

始める前に

  • 動的グループを利用できるワークスペースに、ワークスペースのオーナーまたは管理者としてサインインします。
  • ワークスペースの SCIM プロビジョニングを設定し、使用する属性が ID プロバイダーから送信されることを確認します。
  • ID プロバイダーが送信する値と一致する属性値を選びます。サポートされている属性とペイロードのパスについては、このガイドを参照してください。

グループのメンバーシップと機能の権限は別々に扱われます。アクセス権は引き続き、メンバーに適用されるロール、シートの種類、製品の利用資格によって決まります。アクセスモデルについては、グループとプロビジョニングを参照してください。

動的グループを作成する

  1. ChatGPT Admin を開き、ワークスペースを選択します。
  2. ID とアクセス で、グループとロール を選択します。
  3. + ボタンからグループを作成 を選択します。
  4. Demo などのグループ名を入力し、動的グループ をオンにして、次へ を選択します。

動的グループを有効にして Demo グループを作成

  1. メンバーシップルールを追加 で、属性、演算子、値 を選択します。この例では、department、等しい を選択し、Engineering と入力します。
  2. 条件を追加 を選択して、別のルールを追加します。この例では、location、等しい を選択し、London と入力します。

メンバーはすべての条件 に一致する必要があります。以下の例では、部署が Engineering かつ 所在地が London のメンバーが一致します。

department が Engineering と等しく、location が London と等しいことを求めるメンバーシップルール

  1. 作成 を選択します。グループの設定 タブを開いて、名前とメンバーシップルールを確認します。

保存済みの動的メンバーシップルールと再同期ボタンが表示された Demo の設定

グループを作成すると、メンバーシップルールが保存されます。既存のワークスペースメンバーにルールを適用するには、再同期 を選択します。

メンバーシップルールを編集する

動的グループの対象となるメンバーの条件を変更するには、次の手順に従います。

  1. グループを開き、設定 を選択します。
  2. メンバーシップルールを編集し、変更を保存 を選択します。
  3. 再同期 を選択して、保存したルールを既存のワークスペースメンバーに適用します。

変更を保存 はルールを保存するだけで、再同期は開始しません。再同期 は保存済みのルールを使用し、未保存の変更がある間は利用できません。

メンバーシップを再同期する

再同期 を使用すると、現在のルールとワークスペースで取得済みの SCIM 属性に基づいて、グループのメンバーシップを再評価できます。

  1. 動的グループを開き、設定 を選択します。
  2. メンバーシップルール で、再同期 を選択します。
  3. グループのメンバーシップを同期中 ステータスパネルで進行状況を確認します。キューに入った同期では、処理が始まる前に開始まで のカウントダウンが表示されることがあります。パネルを折りたたんだり、同期をキャンセル が利用可能な間に同期をキャンセルしたりできます。
  4. 処理が完了したら、グループメンバー を開いて結果を確認します。

カウントダウンと同期をキャンセルする操作が表示された、グループのメンバーシップを同期中パネル

同期の実行中は、メンバーシップルールを操作できません。同期をキャンセルすると、メンバーシップが一部だけ更新された状態になることがあります。ルールを変更した場合は、その変更を保存してから再同期 を再度実行し、保存済みのルールを適用してください。想定していたメンバーが含まれていない場合は、そのメンバーの SCIM 属性がワークスペースに届いていることと、属性値がすべての条件に一致していることを確認してください。

メンバーの SCIM 属性を確認する

メンバーのプロファイルカードで、ワークスペースで利用可能な SCIM 属性値を確認し、動的グループのメンバーシップルールと比較できます。

  1. ID とアクセス で、メンバー を選択します。
  2. 名前またはメールアドレスでメンバーを検索し、その名前を選択してプロファイルカードを開きます。
  3. SCIM 属性 テーブルで、利用可能な各属性とその値を確認します。

以下の例には、department、title、costCenter など、テスト用メンバーの SCIM 属性値が表示されています。

名前、メールアドレス、グループ名をマスクし、SCIM 属性名と値を表示したメンバーのプロファイルカード

サポートされている SCIM 属性

次の表は、サポートされている属性名と、各属性で認識されるユーザーペイロードのフィールドを示しています。この一覧の属性は、isAdmin を含め、すべて文字列型を使用します。

フィールド名のみの場合は、最上位のフィールドを指します。/ で始まるパスは、指定された SCIM 拡張オブジェクト内のフィールドを示します。たとえば、/urn:ietf:params:scim:schemas:extension:enterprise:2.0:User/department は department を指し、このフィールドは urn:ietf:params:scim:schemas:extension:enterprise:2.0:User オブジェクト内にあります。

属性名 SCIM ペイロードで認識されるフィールド
department department
/urn:ietf:params:scim:schemas:extension:enterprise:2.0:User/department
/urn:scim:schemas:extension:enterprise:1.0/department
/urn:scim:schemas:extension:enterprise:2.0/department
title title
manager manager
/urn:ietf:params:scim:schemas:extension:enterprise:2.0:User/manager/value
/urn:ietf:params:scim:schemas:extension:enterprise:2.0:User/manager/displayName
/urn:scim:schemas:extension:enterprise:1.0/manager/value
/urn:scim:schemas:extension:enterprise:1.0/manager/displayName
/urn:scim:schemas:extension:enterprise:2.0/manager/value
/urn:scim:schemas:extension:enterprise:2.0/manager/displayName
costCenter costCenter
/urn:ietf:params:scim:schemas:extension:enterprise:2.0:User/costCenter
/urn:scim:schemas:extension:enterprise:1.0/costCenter
division division
/urn:ietf:params:scim:schemas:extension:enterprise:2.0:User/division
/urn:scim:schemas:extension:enterprise:1.0/division
organization organization
/urn:ietf:params:scim:schemas:extension:enterprise:2.0:User/organization
/urn:scim:schemas:extension:enterprise:1.0/organization
userType userType
country country
isAdmin isAdmin
location location

manager については、この一覧にある最上位のフィールドと、拡張オブジェクト内にネストされた value または displayName フィールドが認識されます。country については、表に示されている最上位のフィールドを送信してください。

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